彼の名は"D"
〜A-BEAT Cシリーズ VOL.17〜
「"DISCO FIRE / DAVE
RODGERS"、EXTENDEDが無事CDに収録されるみたいじゃないか」
不意にそんな話がL.RAIMONDIの口から出てきた。
――某日、イタリア、A-BEAT
Cのスタジオにて。
「ん? ああ、そうか、何だかんだで僕のVersionはNON-STOPで収録されただけか、CDには」
そう受け答えするのはDISCO
FIREの作詞・作曲・ヴォーカルを務めたDAVE。
そもそもはNEOの楽曲だったが、後に自らが歌うヴァージョンがリリースされたのである。
「何だ、知らなかったのか? 何でも、頭文字Dのアルバムらしいぞ」
「頭文字Dか……我々EUROBEAT関連者、ファンにはありがたいシリーズだな」
頭文字D関連のCDは、近年のEUROBEATのCDではほとんど実現しないEXTENDEDでの
収録が多いので、そういう意味では貴重なCDシリーズなのである。
「まあ、頭文字Dの"D"はDAVE
RODGERSのDだって話だしな」
「何情報だよそれ!? 絶対違うだろ!? アニメ化する前から頭文字Dだったのに
何処からお前の名前が出てくるんだよ!?」
実に都合のいい解釈である。
「でもなLUIGI、DAVE
RODGERS、ドラえもん、土足厳禁、どれが頭文字Dの"D"に相応しいと思う?」
「どれも相応しくないから!! 選択肢明らかに間違ってるから!!」
「――ドメスティック・バイオレンスとかはどうかな?」
「やめい!!」
まだDAVE
RODGERSの方が何倍もマシだ、と言いかけたが言ったら本当に
DAVE
RODGERSになってしまいそうだったのでRAIMONDIは控えておいた。
「ふむ……でもなあLUIGI、僕らは結構頭文字Dでは優先して楽曲を作成しているだろう?」
「まあ、主人公の名前がタイトルの曲を作る位だしな」
「TAKUMI
/
NEO」のことである。
「あれは偶々頭文字Dの枠が空いていたから使っただけで、本当はもっと違う歌にする計画だった。
そういう意味じゃ頭文字Dサイドには感謝して欲しいな」
「そう――なのか? どんな計画だったんだ?」
「うん、こんな曲になる予定だった。――「スネ夫 スネ夫 うぉ〜ううぉううぉう」」
「何だその微妙な路線!? スネ夫ってあれだろ!? 百歩譲ってものび太だろ!!」
RAIMONDIとしても、自分で言っていてよくわからなかったりもするのだが。
「最終的には"DOMINO"にしようって話がだな」
「最早アニメからも離れた!? ていうかそこを使うないい加減に!」
「いや僕じゃなくて、この意見はこの前、MARCANTONIOがだな」
「相当係わり合い無さそうな人を勝手に出すな!! お前会ったこととかあるのか!?」
「フ、どうかな?」
「何その思わせぶりな台詞!?」
絶対会ったことがない、とは言い切れないが、少なくともDOMINOというタイトルの
アドバイスをもらえるほどの仲だとは到底思えない。
「でも真面目な話、僕もそんな安い嘘を吐くつもりも――おっ、DIMA!」
「ええ!? 嘘だろ!?」
DAVEが笑顔でRAIMONDIの後ろの方角に向かって手を振ったので、RAIMONDIは急いで振り向いた。
そこには――
「――ってうおおおぃぃぃ!! あれはMANUELだよ多分!!」
――俺の名前(名義)はMANUEL。
本名は、MANUEL
DI
MARCANTONIOかもしれません。
「――にしてもLUIGI、語尾の「多分」ってのはどうかと思うが」
「勢いだよ!!」
------------(フィクションです)------------
頭文字D考察、A-BEAT
C編でした。
勢いで書いてるので深くは考えないで軽く読んで下さい。
(というかミニコントそのものが軽く読む読み物ではありますが(笑))
BACK