GO! GO! GO 2!
〜CHRISTINE &
ZANINIシリーズ VOL.16〜
その日、SCPのスタジオは、異様な雰囲気に包まれていた。
「お〜 べいびべいびか〜も〜ん♪」
「るーかーぼんばー♪」
E.ZANINIがいつもの通りスタジオのロビーに到着すると、そこで2人の女性――
レーベルメイトのCHRISTINEとM.BIANCHINIだ――が、自身の持ち歌である
「LOOKA
BOMBA / GO
2」を熱唱していたのだ。あまりの雰囲気にどうしていいか
戸惑っていると、2人はその様子に気付いてくれたらしく、歌うのを止めてくれた。
「お早う、ENNIO」
「ああ、お早う……って、何してるんだ、2人とも」
「何、って……練習よ、今日の発表会の」
「――は? 発表会?」
「あれ、ENNIOには連絡行ってなかった? 今日、新生GO2結成の発表会が」
「ああ、成る程……って待てえぇぇぇぃぃぃ!! まだその気だったのかお前!!」
「はじめまして。新生GO2のメンバーのMELISSA
BIANCHINIです」
「いらないよそんな挨拶!!」
「じゃあせめて名刺でも」
「だからいらない!! というか名刺なんて作るな!!」
BIANCHINIは本気で名刺を渡そうとしていた。――彼女自身に悪意はないのだが、
どうもCHRISTINEに騙されやすい傾向にある。
「だから、何度も言ってるけど、あれは僕とCHRISTIANのユニットだから、無理だって!!」
「大丈夫よ、代わりにCHRISTIANとENNIOには「MELISSA
WHITE & ACE」の名義を挙げるわ」
「無理だろうが!! 僕は男だぞ!? MELISSA
WHITEがいきなり男になったら――」
「じゃあACE役でもいいわよ?」
「本人どうするんだよ!?」
第一、その名義CHRISTINEが挙げるとか言う権利はないのだが。
「――大体、CHRISTIANもCHRISTIANよね」
CHRISTINEの矛先が、急にC.CODENOTTIに変化した。
「GO2だけじゃなくて、デュエットとか、そういうのし過ぎよ。メリッサともそうだし、ALESSIAとも、
LUCYA
feat.
ACEなんてのもあったわ」
「まあ……確かにそうだけど」
「噂によれば、そのレコーディングの度にこのポーズをとってるらしいわ」
そう言うと、CHRISTINEは何処からともなくSCP公式ホームページに載っている
CODENOTTIの変な(?)ポーズの写真と取り出した。
「うおい!! そういう変な嘘を簡単につくんじゃない!!」
「じゃあ、まともな嘘ならいいのね?」
「屁理屈を言うな!! ていうか嘘だって認めただろ今!!」
どうも「RAIN
/
CHRISTINE」の収録が遅れたことをまだ根に持っているようである。
果てさてどうしたらいいものか、とZANINIが考えていると――
「じゃあメリッサ、もう1回練習しておきましょう」
「そうね、本番も近いし。――お〜 べいびべいびか〜も〜ん♪」
「LUCA
TORCHIANI♪」
「おいぃぃぃぃぃぃ!! 明らかに歌詞違うよ!! 「ルカ」しか会ってないし、どう聴いても人名だし!!
滅茶苦茶今無理矢理歌ってただろ!? 語呂合ってない!!」
「あ、ついうっかり」
「絶対わざとだろ今のは!!」
------------(フィクションです)------------
明確に言えば、前回の続編と考えていただいて結構です(笑)。
「和」抜きのCHRISTINEも十分いけることが判明致した頃でもあります(笑)。
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