テーマソングを歌おう!
〜CHRISTINE & ZANINIシリーズ VOL.28〜


「うーん」
そうかすかに唸るような呟きをもらしているのは、CHRISTINEこと、C.TOSI。
――某日、SCPのスタジオにて。
「…………」
その近くのソファで休憩をしていたのは、E.ZANINI。
「ふーむ」
ZANINIとしては何をそんなに真剣に……とは思ったが、
「うぬぬぬぬ」
本当に真剣なので、
「ふぬうううううう」
いつものように、「何見てるんだ?」と声をかけるのも、
「あばばばばばばばばば」
声をかけるのも、憚られ――
「――るわけないだろうがぁぁぁぁ!! 何だよそのうねり声!?」
「遅いわよツッコミが!! ふぬううううううの時点でツッコミ入れなさいよ!!」
「逆ギレ!?」
よくわからない展開になってしまった。――ツッコミ待ちだったのかよ。
「――で? 何見てたんだ?」
「ENNIO ZANINI密着24時の詳細」
「何そのマニアックな企画!?」
自分で言ってしまうのもあれだが、とZANINIが思いながらツッコミを入れると、
「嘘だよーん」
なんだか拍子抜けしてくる、ある意味らしくない返しが返ってきた。――ツッコミが遅れたことに対しての
講義の行動だろうか。
「頭文字Dの使用曲のリストを、ちょっとね」
答えが見出せないままCHRISTINEが本題に入ったので、とりあえずZANINIはその話を聞くことにした。
「頭文字D? どうした、今更」
「なんで私の曲はいつまで経っても使ってくれないのかしら?」
「いや……だって君、それっぽい曲歌わないじゃないか」
車のアニメ、レースのシーンで基本EUROBEATは使用されている為、それに似合う曲がやはり使われやすいのだ。
(中には違う曲もあったりするが)
「そんなの気持ちの問題よ。――第一あれよ? 頭文字Dの"D"は
麗しのCHRISTINE様、のDなのよ?」
「そのフレーズの何処に"D"が!? というか万が一"D"が入ってても意味合いとして絶対それじゃ通じないから!!」
自分勝手にも程がある認識である。
「――でも、実際の所そろそろ1曲位回ってきてもいい頃じゃない? MELISSA、ALESSIA、NICOLA、ENNIO、ロン毛、
皆歌ったことあるわよね?」
「まあな。――っていうかCHRISTIANってちゃんと呼んでやれよ」
「ENNIOなんて歌い過ぎよ。今度FASTWAY名義で私歌うから、それでいいから一枠譲ってくれない?」
「いや今更FASTWAY名義で君の声がしてきたら思いっきり不自然だから!!」
「だから、これからENNIOはDUSTYで頑張れば」
「その為の陰と陽じゃない!!」
「――けち」
けち、という問題ではない。というかさり気なく今後ずっと乗っ取りっぽい言い方なのが恐ろしいと思うZANINIだった。
「でもA-BEAT C……DAVEって言った方がいいのかしら。ずるいわよね」
「DAVEが……ずるい? どういう意味だ?」
「"TAKUMI / NEO"よ。あんなの作ったら使われるに決まってるじゃない」
「――僕が思うに、先に依頼があったんじゃないか? でないとあんな曲作らないだろ……」
「だから、私もちょっと考えてみたの」
ZANINIのツッコミを無視してCHRISTINEは話を進める。――ZANINIは軽くため息をついた。
「考える……って、キャラクターのイメージソングか? 今更、どのキャラの?」
「こんなタイトルはどうかしら?――"SHIGENO / CHRISTINE"」
「SHIGENO? そんなキャラ、いたか?」
「原作本の作者よ」
「あーそっかそっか……っておいいいぃぃぃぃ!! そんな人のテーマソング歌ってどうするよ!?」
「せっかく久々の哀愁EUROだったのに」
「何でテーマソング哀愁なんだよ!! 滅茶苦茶SHIGENOさんに失礼だよ!!」
歌いたい曲を歌うだけなので、テーマソングもクソもない。
「ああもう、それじゃ百歩譲って"ENNIO ZANINI / CHRISTINE"!」
「君は挿入歌歌ってる人のテーマソング歌って本当に満足か!?」
「満足なわけないでしょ、馬鹿っ!!」
「一体何なんだあぁぁぁぁぁ!!」

------------(フィクションです)------------

頭文字D考察(?)、ZANINI & クリスママ編でした。
何故か感情任せのクリスママでしたね(笑)。
あばばばばばばばばば(爆)


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