僕らはSCP合唱団
〜CHRISTINE &
ZANINIシリーズ VOL.34〜
「やっぱり、時代は秋葉原よね」
不意にそんな言葉が飛んだ。――某日、イタリア、SCPのスタジオにて。
「いや、一週間位前似たような台詞を聞いた気がするんだが……メタルはどうした?」
冒頭の言葉を発したCHRISTINEに応対するのは、やはりというか、E.ZANINI。
「あれは私達には無理だったわ。知り合いの数にも限界があるもの」
「いやだから名前を呼ぶだけのジャンルじゃないから!!」
まあでも、諦めてくれるならそれはそれでいいか、とついZANINIは思ってしまった。
「そこで、無理のないところで、今時風に行くにはどうしたらいいかしら、と思って
色々考えた末、出た結論が秋葉原なの」
「いや、秋葉原なの、って言われても……具体的にどういうことだ?
エナアタみたいに秋葉原の歌を歌うのか?」
「それじゃエナアタの真似だし、何より歌詞が秋葉原なだけじゃない。
私達は、今時の秋葉原、を取り入れるのよ」
毎回、冒頭の説明はまともなんだよな、とZANINIは内心で思うのだった。
「まあ、言いたいことはわかった。――で、具体的には?」
「秋葉原にはね、今「AKB48」っていうユニットがあるらしいの。結構な人気でね、
上手くその辺りを使えないかしら、と思って」
「ふーん……どういうユニットなんだ?」
「その名の通り、全部で48人いるらしいの」
48人?――その一瞬ZANINIは考えてしまった。
「……合唱団なのか?」
「ううん、アイドルグループみたい。インパクトあるでしょう?」
「まあな……それだけ人数が多ければ、インパクトも――」
「ドロドロした展開もあるでしょうね。きっと47人はプロデューサーに抱かれてるわ」
「うおおおいいいぃぃぃぃ!! 何勝手に決め付けてるんだよ!? 事実無根だろ!?
っていうか1人除いて全員ってのもどうなんだよ!?」
「副業として、そういう映像作品が」
「その時点でアイドルじゃないから!! 夢売れないから!!」
と、言うよりも――
「一体君はそのユニットの何をどう参照したいんだよ!?」
「そう、ドロドロはどうでもよくて、そのインパクトの方」
「インパクトの方……つまり人数の方か?」
「そう。私達も結成しましょ、「SCP48」」
そのままである。……というか、
「48人どうやって集めるつもりだよ? ウチのヴォーカリスト全員集めてもどうやってもそんなにいかないぞ?」
「足りない分は全部ENNIOが担当」
「何で!?」
「陽のFASTWAY、陰のDUSTY、使い分けが出来るんだもの。あと30個位増やせるでしょ」
「極端な考えだなおい!!」
「大丈夫、色々考えてきたから。――北のENNIO、南のENNIO」
「方角!? 性格関係ないよそれ!?」
「少年ENNIO、老後のENNIO」
「年齢かよ!?」
「こんにちはENNIO、さよならENNIO」
「最早挨拶だし!! 僕の説明一欠けらもないしそれ!! ああもう、どっちにしろ僕は無理!
FASTWAYとDUSTYだけで精一杯だよ!!」
このままだと本当に残りの分を全部自分にされそうだったのでZANINIは強引に区切りをつけた。
「こういうのはどう? A-BEAT
CからDAVE、DELTAからCHERRY、TIMEからSOPHIE、
SAIFAMからALPHATOWNに参加してもらう」
「そこまでやってSCP48でリリース出来るわけないだろ!? EUROBEATオールスターズだよそれ!!」
「ENNIOをTHE
ROYAL EUROBEAT ORCHESTRA OF
BAZOOKISTANに入れる」
「何の話だよ!?」
「あ……そうよ、ヴォーカリストだけに拘るからいけないのよ。他の人にも頼みましょう。
STEFANOとかEVELINAとかにも歌ってもらえばいいのよ」
「いや、歌ってもらう前にその2人に話を通すべきだと僕は思うんだが……」
一体何様でこのレーベルに所属してるんだよ、とZANINIは思ってしまう。
「そうだ! いっその事、NICOLAにも入ってもらいましょ」
「ちょっと待て、今までに計算でNICOLAは頭数に入ってないのか!? SCPのヴォーカリストだぞ!?」
「初耳」
「またそれかああぁぁぁぁぁ!!」
------------(フィクションです)------------
「そういえばこういうの(=AKB48)いましたよねぇ」
という会話からヒントを得て作ったミニコント。いや名前しか知らないのにテーマにしちゃったよ(爆)。
というかAKB48ファンの皆さんごめんなさい(苦笑)。
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